2019年07月10日

未来の小学生シリーズ

【未来の小学生シリーズ】







彼らの今回の遠足の行き先は、1,000年前のある国の図書館だった。

「何を熱心に読んでるの?」

「『自分を信頼しはじめたその瞬間に、どう生きたらいいのかがわかる。』だって。」

「あら、なかなか良いこと書いてるわね。」

「この人の名前、なんて読むのかな?」

「Johann Wolfgang von Goethe・・ 」

「超古代のドイツ語ね。」

「この国ではゲーテと呼ばれて親しまれてるみたい。」

「ゲーテ!彼はこの時代からさらに200年以上前に生きた人よ!思い出した!わたし、去年の夏、彼の本で読書感想文を書いたの!」

「そうなんだ!」

「他にも素敵な言葉があるわよ。」

「教えて、教えて。」

『人間はみずからが愛するものごとによって形づくられる。』

『たやすくなる前は、何もかも難しいものだ。』

『人間を堕落に導くもっとも大きな悪魔は、自分自身を嫌う心である。』

『支配したり服従したりしないで、それでいて、何ものかであり得る人間だけが、本当に幸福であり、偉大なのだ。』

「いいね!」

「いいでしょ!」

「小2の僕らにはわかりやすくて、ちょうどいいね!」

「だよね!」

*Johann Wolfgang von Goethe(1749-1832)











































































































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Posted by hyakuyobako at 22:19