2015年07月14日 12:46

青少年ボランティア・サポーター・リーダー入門講座に参加して #3



(ゲームを始めま〜す、とアルプス子ども会の荻原さん)



(ギターを弾くアルプス子ども会の綾崎さん)




先日参加した青少年ボランティア・サポーター・リーダー入門講座のレポート第3弾です。







綾崎さんに続いて、荻原さんのお話が始まりました。

荻原さんは子どもの頃に子ども会に参加し、リーダーを経て、現在は同会のスタッフをされている方。
アルプス子ども会を知り尽くした人、でありました。



サポーターが、初めて出会った子どもたちとまず最初にすべきことは?
荻原さんはまずはこの話から話し始めました。

最初にすべきことは信頼関係を作ること。子どもが心を開いてくれるよう工夫をしているそうです。
その工夫はとてもシンプルなことで、子どもの名前をちゃんと呼ぶこと。

それも何度も何度も呼ぶ。
とにかく名前を呼ぶ。

そうすると子どもは、この人は自分を覚えてくれている、と思い安心する。
何度も声に出して呼ぶことで、子どもの顔と名前を覚えるにもなる、とのこと。

サポーターは自らどんどん子どもに話しかけることが大事、話す内容はなんでも良い、そうすると子どもの気持ちは少しずつほぐれて、自分のことを話してくれるようになるとも。


また、子どもたちとの出会いのタイミングで、「嫌なことがあったら遠慮なく言ってね、自分だけで抱え込まず、誰かを通じてでも良いから言ってね。」とあらかじめ伝えることは必ずする、とおっしゃっていました。
そして子どもからのSOSをキャッチできる準備をきっちりしておくとも。
慣れない場所で慣れない顔ぶれとの集団生活ですから不安で一杯。
上記の一言があるのとないとでは、安心感が著しく異なります。
なお綾崎さんは、ホームシックを見抜けるようになるべきとおっしゃいました。
ホームシックだと分かったら、寄り添うことが大事であり、寂しい気持ちを無理に紛らわしたりしても無意味、ホームシックを理解し寂しい気持ちを話してもらうようにし、子どもの心だけでも家に帰してあげれば、その後ホームシックは解消することが多いそうです。

荻原さんは次に、たとえば子どもが一人で出来ることでも二人でするようサポーターが促し、子ども同士で作業を共同化する機会を作ります、とおっしゃいました。
また、ある子どもがしたこと(=たとえばA君が鍋をせっせと運んでくれた)を、他の子どもたちにサポーターが伝え、その情報を子どもたち全体で共有化することも大事であるともおっしゃいました。
サポーターは、子どもたちのつながりを密にする効果的なサポートを常に考え行動に移す必要があるのだな、と感じました。



安全確保の基礎の話では、ハインリッヒの法則をわかりやすく解説して下さいました。
http://jinjibu.jp/smp/keyword/index.php?act=detl&id=283

ちょっとぐらいいいや、という考えが大きな事故につながった事例を私たちはあちこちで見聞きしているのに、自分たちのこととなると高を括ってしまうのです。
気をつけねば、とあらためて思いました。

また、大人だけで危険と対峙せず、子どもたちと一緒になって守ることが大事、というお話は目からウロコでした。
そのためには危険の予知が不可欠なのですが、サポーターはどうやったら子どもたちに迫る危険を取り除けるかを考え、現実的に出来ることを常に選択し実行する必要があり、その作業を"環境整備"と呼んでいるとのことでした。


荻原さんの安全に関する話で特に印象的だったのは、サポーターはあらかじめどんな危険があるか想像を巡らしておき、環境整備をして子どもたちに事前に危険を伝えておくことが大切であるが、予防策をどれだけ講じたかよりも安全に関しては結果がすべてである、ということを肝に銘じておかねばならないという話でした。
(綾崎さんが例として、陽射しの下では帽子をかぶるよう子どもに30回、口を酸っぱくして言ったとしても、子どもが帽子をかぶらなければ意味が無い、とおっしゃっていました。)

また、安全確保の基本中の基本は人員確認であるという話がありました。
一人足りない、と大人が瞬時に気づけるかどうかで子どもの命が左右されることもあるということでした。



講座参加者からいくつか出た質問への荻原さんの答えで印象的だったのは、

子どもたち同士の問題にはすぐに解決できないものもある、しかし最善を尽くしたいからと言って子どもへの対応、ケアーが一瞬でも止まるのは最も良くないことであり、とにかく不細工でも何らかの働きかけを続けることが必要、という話で、アルプス子ども会の、常に子どもを守り続けるんだ!という強い意志を感じました。


子ども同士の諍いにおいては、加害者となる子どもを作らないようにすることが先決である、とはっきりおっしゃいました。
そしてもしも加害者になってしまった子どもがいたら、被害者にするのと同様に加害者の子どもから大人=サポーターがよく話を聞くことが大事である、とも。

綾崎さんからは、諍いをどうサポートするかをあらかじめ決めておかないとならない、なぜならサポーターが多忙なタイミングで諍いは起きやすいから、との話が。

また被害者の子どもの悲しい気持ちは必ずその時に加害者の子どもにきっちり伝える必要があるとおっしゃりました。
僕はその徹底した考え方に思わず唸りました。
(いずれも、いま僕が研究している大人社会のいじめやモラル・ハラスメント対策の件で、日々どうすべきなのかウンウン悩んで考えていることでした。)




アルプス子ども会の綾崎さんと荻原さんは、午前中はモリコロパークに寄っていらっしゃったとのことで、つまり先にひと仕事を終えてから豊田市に駆けつけて下さったわけです。
東京からの移動の疲れ、モリコロパークでのお仕事の疲れ、そして今年一番とも思える蒸し暑さの中、慣れない場所での講座開講はなかなかハードであったはず。
感謝の一言です。
綾崎さん、荻原さん、どうもありがとうございました。




To be continued.





































同じカテゴリー(アルプス子ども会の存在を知って)の記事画像
アルプス子ども会 秋の親子会 #4
アルプス子ども会 秋の親子会 #3
アルプス子ども会 秋の親子会 #2
アルプス子ども会 秋の親子会 #1
プライヴェートでは
アルプス子ども会と都市と農山村交流スローライフセンター、そして学生たち
同じカテゴリー(アルプス子ども会の存在を知って)の記事
 アルプス子ども会 秋の親子会 #4 (2015-11-26 08:18)
 アルプス子ども会 秋の親子会 #3 (2015-11-26 01:36)
 アルプス子ども会 秋の親子会 #2 (2015-11-24 12:16)
 アルプス子ども会 秋の親子会 #1 (2015-11-15 22:33)
 プライヴェートでは (2015-09-17 22:38)
 アルプス子ども会と都市と農山村交流スローライフセンター、そして学生たち (2015-07-16 23:57)

Posted by hyakuyobako